ビットコイン3週連続陰線、FOMC発表後に80Kを割るか?

今朝9時、ビットコインの週足は80.2Kで確定しました。82.1Kで始まった1週間は84.9Kまで上昇した後79.2Kまで押し戻され、これで3週連続の陰線です。今週は木曜未明にFOMCを控えていますが、80Kを守れるでしょうか。
ビットコイン(BTC)の週足チャートです。1月高値と9月高値の2つの高値を結んだ下降トレンドラインが今週は85.9Kを通っており、10月の週足高値はこのライン付近で何度も押し戻されました。高値は87.2Kから84.9Kへ、安値は80.4Kから79.2Kへと、そろって切り下がっています。
現在の価格は、昨年11月の週足安値と10月の安値が集まる79.2〜80.6Kの上に辛うじてとどまっています。その下には直近80日間で最も出来高が積み上がった77〜78.4Kの出来高帯があり、さらに下には50週移動平均線が通る76K付近があります。
先週の市況では77〜78Kまで押す展開を見ていました。水曜日の日足は無効化ラインの84Kをわずかに上回る84.1Kで引けましたが、翌日には81.4Kまで押し戻され、安値は79.2Kで止まり出来高帯までは下げませんでした。金曜日の記事で見た80.1〜80.6Kのサポートは、土曜夜に79.2Kまで下げて一度割り込みましたが、週足は再びその中の80.2Kで確定しています。

ビットコインドミナンス、テザードミナンス、BTCとETHを除くアルトコイン時価総額(TOTAL3)のチャートです。過去2週間はアルトから抜けた資金がビットコインに向かいましたが、今週はビットコインドミナンスが60.9%の手前で止まりました。代わりにテザードミナンスが6.76%から6.87%に上昇し、9月安値から1か月にわたって上昇が続いており、アルトコイン時価総額は9月高値から11%減少しています。
ここで重要なのは、ビットコインに移っていた資金が今週は現金に逃げたという点です。イーサリアム(ETH)も土曜日に2.28Kまで下げた後2.33Kで引け、2.3Kは辛うじて守りましたが、やはり3週連続の陰線です。
先物市場ではまだロングが多く積み上がっています。価格が下がる間もトップトレーダーのロング比率は62%と高く、ロングの清算が直下の79K台と77.4Kに集中しているため、一度下げると清算が重なり下落が加速する可能性があります。直近1日では10万〜100万ドルの注文が1億4千万ドル超の売り越しでした。
とはいえ、反発材料がないわけではありません。日足のStoch RSIは0まで下がり、10月15日の安値は10月8日より低かったにもかかわらず、RSIとOBVはむしろ切り上がりました。先物の板でも最大の買い板が79.1Kにあります。
日程は、木曜午前3時(日本時間)のFOMC政策金利発表、同日夜のPCEとGDP速報値、金曜日の月末オプション満期と続きます。
- 主要レジスタンス 81.8K - 82.9K(移動平均線・割り込んだ上昇ライン、日足終値で上回れば無効)
- 第1サポート 79.2K - 80.6K
- 次のサポート 77K - 78.4K(出来高帯)
- その下 76K付近(50週移動平均線)
結局、先週の反発は週足の下降トレンドラインと82K台のレジスタンスの下で失速し、資金はアルトだけでなくビットコインからも現金へと動いています。個人的には今週79.2Kを割り込み、77〜78.4Kの出来高帯まで下げる展開をメインシナリオとしています。逆に日足終値が82.9Kを上回れば、この見方は無効となり、85K台の下降トレンドラインへの再挑戦を想定する必要があります。
FOMCまでは、反発が出ても82K台を超えられるかをまず確認する局面です。