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チェイナリシス、ビットゲットのハッキングは北朝鮮の犯行と判断 40.8%はXRPレジャーへ

チェイナリシス、ビットゲットのハッキングは北朝鮮の犯行と判断 40.8%はXRPレジャーへ

チェイナリシス、ビットゲットの3億8700万ドル流出を北朝鮮の犯行と判断

流出3時間でイーサリアム49.7%・XRP 40.8%・ジーキャッシュ7.6%・トロン1.8%に分散

2026年に北朝鮮関連勢力が盗んだ暗号資産は10億ドル超に

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ブロックチェーン分析企業のチェイナリシス(Chainalysis)は、9月24日に暗号資産取引所ビットゲット(Bitget)から流出した3億8700万ドルについて、北朝鮮の犯行と判断した。同社は米国時間1日に公開したブログで、今回の攻撃を「北朝鮮によるものと特定された(DPRK-attributed)」ハッキングと位置づけ、この事件で2026年に北朝鮮関連勢力が盗んだ暗号資産が10億ドルを超えたと明らかにした。チェイナリシスはビットゲットや捜査機関と協力して資金を追跡している。

3時間で4つのチェーンに分散

チェイナリシスによると、ハッキング直後の3時間で23件の送金により3億8700万ドルがビットゲットから流出した。資金の行き先となったブロックチェーンは4つで、内訳は次の通りだ。

  • イーサリアム 49.7%
  • XRPレジャー 40.8%
  • ジーキャッシュ 7.6%
  • トロン 1.8%

その後、攻撃者は異なるチェーンをつなぐ流動性・メッセージングプロトコル、即時交換サービス、資金洗浄サービスを経由して資金を移した。攻撃開始以降、数百件の送金が続き、イーサリアムからビットコインに移った資金もあった。

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盗まれたXRPは取引所を通さずビットコインへ

チェイナリシスが特に力を入れたのがXRPの追跡だ。攻撃者はXRPを取引所に送らず、あるチェーンに資産を預けると別のチェーンで別の資産を受け取れるクロスチェーン流動性プロトコルに入れ、ビットコインに替えて受け取った。アカウントや仲介者は不要だが、交換のたびにブロックチェーン上に記録は残る。チェイナリシスは入金と支払いを一つずつ突き合わせ、途切れた経路をつないだと説明した。

この経路で約1日半の間に数千万ドルが動いた。チェイナリシスは複数のオンチェーンプロトコルを経た資金を攻撃者が管理するビットコインアドレスまで追跡し、現在それらのアドレスを監視しているとした。同社は自社のAIで追跡の自動化ツールを作り、人手で20時間以上かかるブリッジ取引の照合を10分未満に短縮したという。ただし、追跡のロジックを決めて結果を確認したのは調査官だと付け加えた。盗難資金のラベルは特定後すぐに自社データに反映され、取引所や捜査機関が確認できる。

凍結できたのは80万ドル余り

盗まれた資金のうち、凍結されたのはまだわずかだ。暗号資産メディアのディクリプトによると、ステーブルコイン発行会社のサークルとテザーは、ハッキング翌日の9月25日に攻撃者と関連するイーサリアムアドレス1つをブラックリストに登録し、USDC 9万9990枚とUSDT 21万8023枚、合わせて約31万8000ドル相当を凍結した。サークルが先に動き、テザーは約7時間後に続いた。同じアドレスにあった約170ETHはそのまま残った。発行会社は自社トークンしか凍結できず、イーサリアム自体は誰にも凍結できないためだ。攻撃者は凍結され得るステーブルコインを急いでETHに替えており、ほかの攻撃者アドレスには6万3000ETH超が残っていると同メディアは伝えた。

クロスチェーン取引サービスのNEAR Intents(ニア・インテンツ)は攻撃者の資金50万3000ドルを凍結し、約16万6000ドルは自社の交換システムを通って流出したと明らかにしたと、DeFiメディアのザ・ディファイアントが報じた。NEAR Intentsはビットゲットが提示した回収報奨金(凍結額の5%、回収額の5%)も受け取らないと表明した。両者を合わせても、凍結額は被害全体の0.3%に満たない。

流出から2週間足らずで北朝鮮と判断

  1. ビットゲットのウォレットのバックエンドシステムが侵害され不正送金が発生、3時間で23件・3億8700万ドルが流出
  2. ビットゲットのグレイシー・チェン最高経営責任者(CEO)がタウンホールで、IPアドレス・行動パターン・オンチェーンの痕跡が北朝鮮関連のハッカー集団を示していると発言
  3. ビットゲットが脆弱性の修正完了と段階的な出金再開の日程を告知。損失は保護基金が負担し、マンディアントとスローミストが調査を支援
  4. ビットコイン、イーサリアム、テザー(USDT)、その他の銘柄・法定通貨の順に出金を再開する日程
  5. チェイナリシスが北朝鮮の犯行との判断と資金追跡の結果を公開

米セキュリティメディアのザ・レコードによると、チェンCEOはタウンホールで北朝鮮が2025年にバイビットから15億ドルを盗んだ事件に触れ、「If Bybit can hold on [after] a $1.5 billion loss, we can definitely hold on to a $350 million+ loss(バイビットが15億ドルの損失に耐えられたなら、我々も3億5000万ドル超の損失には十分耐えられる)」と述べた。ビットゲットの告知によると、ユーザーの口座残高に影響はない。チェイナリシスは今後数週間、新たに判明したアドレスにラベルを付け、取引所や発行会社、捜査機関と情報を共有するとしている。

盗難資金が経由したXRPレジャーのネイティブ通貨であるXRPは、韓国のウォン建て市場(ウォンで売買する市場)で取引されている。韓国時間4日午後3時30分時点で、アップビットのXRPは2028ウォンで取引され、ウォン建て市場の売買代金で5位だった。ジーキャッシュとビットゲット独自トークンのBGBは、アップビット・ビッサムのウォン建て市場に上場していない。

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本記事は公開された発表・資料をもとにまとめたもので、投資を勧誘するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。