クリーンスパーク、9月にBTC702枚売却 月次採掘報告は終了

9月の採掘529枚、売却702枚 保有量は1万3703枚から1万3530枚に
売却分のうち700枚は同社が売ったコールオプションの行使で引き渡し
22億7600万ドルの社債でジョージア州のデータセンター資金を確保、月次報告は終了
米ナスダック上場のビットコインマイニング企業クリーンスパーク(CleanSpark、CLSK)は9月の1カ月間に、ビットコイン(BTC)529枚を採掘し702枚を売却した。同社は現地時間10月9日に公表した9月の運営報告で、9月30日時点の保有量が1万3530枚だったと明らかにした。1カ月前の1万3703枚から173枚減った。
1日平均の採掘量は17.64枚、最も多かった日は18.99枚だった。2026年1月から9月までの採掘量は計5432枚。同社はこれらの数値が監査前の暫定集計だとしている。
700枚はコールオプション行使で引き渡し
売却した702枚のうち、現物市場で売ったのは2枚にとどまる。残る700枚は、同社が事前に売っていたコールオプションが行使され、相手方に引き渡された。コールオプションは決められた価格でビットコインを買う権利で、同社はこの権利を売って対価(プレミアム)を受け取る。1枚あたり平均売却価格の7万2928ドルは、売却代金にこのプレミアムを加え、売却枚数で割った値だと同社は説明した。
8月も同様だった。9月8日に公表された8月の報告によると、クリーンスパークは8月に593枚を採掘し821枚を売却した。このうち500枚がコールオプション行使分、244枚が先物と現物の価格差を狙うベーシス取引に関連した売却だった。当時の1枚あたり平均売却価格は6万5420ドル。保有量は7月末の1万3931枚から2カ月で約400枚減った。9月末の保有量のうち3475枚は、デリバティブ取引に関連して担保に差し入れたか、後で返還を受ける予定の分だ。
22億7600万ドルの社債、ジョージア州のデータセンターへ
同社は今回の報告の冒頭にデータセンターの資金調達を掲げた。完全子会社のCSDC Finance Iは9月25日、利率7.875%、2031年満期の優先担保付社債22億7600万ドル分の発行を完了した。1933年証券法に基づく登録を経ていない社債で、一般公募ではない。額面ベースの年間利息は1億7000万ドル台となる。資金は米ジョージア州サンダースビルのデータセンター建設に充てられる。
サンダースビルの案件は、クリーンスパークが7月14日に発表した20年間の賃貸契約だ。同社は相手先を信用格付けの高いグローバルテクノロジー企業とだけ説明し、社名は明らかにしていない。175MW規模のIT負荷容量を2027年第4四半期から段階的に提供し、当初20年間で約66億ドル、5年の延長オプションを2回とも行使すれば116億ドルの契約収入を見込むとしている。
"With non-dilutive bond financing now in place, our Sandersville project is fully funded through completion."(株式の希薄化を伴わない社債での資金調達により、サンダースビル事業は完成までの資金をすべて確保した)
マット・シュルツ クリーンスパーク最高経営責任者(CEO)兼会長
シュルツCEOは、保有するポートフォリオ全体で商談を続けており、その間は契約済みの電力を使ったビットコインマイニングで継続的に収益を上げると述べた。電力と土地への需要は依然として旺盛だとも付け加えた。
月次の採掘報告は今回が最後
クリーンスパークは今後、エネルギー・データセンター業界の同業他社と同様に四半期ごとの報告に切り替え、毎月出していた運営報告は取りやめると明らかにした。同社の会計年度は9月30日に終わり、9月分が最後の月次報告となる。シュルツCEOは新しい会計年度を盤石な立場から始めると述べた。
同社が確保している契約電力は1.8GW、実際に使っている電力は808MW。設置済みのマイニング機器は19万9745台で、全機器が同時に記録した最高の計算能力(ハッシュレート)は毎秒50エクサハッシュだ。ただ、9月の平均ハッシュレートは毎秒36.0エクサハッシュで、8月の38.3エクサハッシュを下回った。
韓国時間11日午後10時30分ごろ、ビットコインはバイナンスで8万3000ドル前後、アップビットで1億1302万ウォン、ビッサムで1億1301万ウォンで取引された。韓国の取引所の価格には海外価格より1.4%ほど高いキムチプレミアム(韓国の取引所価格と海外価格の差)が付いていた。