アップビット、ソフォン(SOPH)の取引を11月16日に終了 流通量の開示に問題

アップビット、11月16日15時にソフォンのウォン・BTC・USDT建て市場で取引終了
開示・流通量計画の変更を理由に9月22日に注意銘柄指定、理由は解消されずと判断
出金は12月16日まで、告知直後に3.70ウォン→3.27ウォンと10分で約12%下落
アップビットでソフォン(SOPH)を保有する投資家は、12月16日までに他のウォレットへ移す必要がある。アップビットは韓国時間10月15日午後4時のお知らせで、11月16日午後3時にソフォンの取引サービスを終了すると明らかにした。ウォン(KRW)・ビットコイン(BTC)・テザー(USDT)建ての市場がすべて閉じる。2025年5月28日の取引開始から1年4カ月余りでの終了となる。
注文は一括取り消し、出金手数料は300SOPH
保有者がすべきこと
アップビットへの入金は9月22日から止まっている。それ以降に送ったSOPHはアカウントに反映されず、返還の対象となる。取引が終わると、それまでに出していた買い・売り注文は一括で取り消される。出金は取引終了日から30日間、12月16日まで可能だ。出金はイーサリアムネットワークで行われ、手数料は300SOPHだ。
アップビットは、出金期間の終了後に誤って送金した資産は、技術的な理由で返還までに非常に長い時間がかかる可能性があると警告した。今回のお知らせ以降、ソフォンのエアドロップ、ウォレットのアップグレード、ハードフォークにも対応しない。翌16日にはジリカ(ZIL)の取引終了も告知された。両銘柄とも11月16日午後3時に取引が終わる。
| 9月8日11時 | ネットワーク移行に伴いアップビットが入出金を停止 |
|---|---|
| 9月11日19時 | イーサリアムネットワークで入出金を再開 |
| 9月22日15時 | 取引注意銘柄に指定、入金を停止 |
| 11月16日15時 | 取引サービス終了、未約定注文を一括取り消し |
| 12月16日 | 出金サービス終了 |
独自チェーンを畳む中、アップビットが指摘した開示の問題
ソフォンは2024年に6000万ドルを調達し、独自ブロックチェーン「ソフォンチェーン」を構築したプロジェクトだ。現在はそのチェーン事業を畳んでいる。ソフォンの公式ドキュメントには「The Sophon Chain is being wound down(ソフォンチェーンは運用を終了しつつある)」とある。6月25日からはソフォンチェーンへの入金を停止し、異なるブロックチェーン間でトークンを移すレイヤーゼロ(LayerZero)との接続も切った。ソフォンはSOPHを、もともとイーサリアム上で発行されたトークンだと説明している。ノード運営権にあたるガーディアンNFTの保有者向け報酬も、グリニッジ標準時9月29日0時からイーサリアム上で蓄積されるようになった。
アップビットはこの移行に合わせ、韓国時間9月8日午前11時にソフォンの入出金を停止した。理由はソフォンチェーンのネットワークサービス終了だった。3日後の9月11日午後7時にイーサリアムネットワークで入出金を再開し、旧ソフォンチェーンの入金アドレスは削除した。ソフォンは独自チェーンに代わり、アプリを開発する企業へと方針を転換した。最初の製品として決済カード「パイア(Pyre)」を掲げ、事業収益でSOPHを買い戻してバーン(焼却)すると表明している。公式ドキュメントに記された最初のバーン量は4650万枚超だ。当初の発行量は100億枚だ。
アップビットが9月22日午後3時にソフォンを取引注意銘柄に指定した際に挙げた理由は開示だった。重要事項を適時に適切な電子媒体で開示しなかった点を指摘した。流通量計画をどの程度変更したか、変更に必要な手続きがあったか、その手続きが透明かつ合理的だったかもあわせて検討した。その結果、不十分な点が多く、利用者に被害が生じるおそれがあると判断した。指定期間は10月第2週までだった。15日のお知らせでは、さらに綿密に検討した結果、指定理由は解消されていないと判断したと明らかにした。注意銘柄の指定から終了決定までは23日だった。ビッサムでも17日時点でソフォンは取引注意銘柄と表示されている。
上場初日の315ウォンから3ウォン台へ
お知らせ直前の15日午後3時50分、アップビットのソフォンは3.70ウォンだった。お知らせが出た午後4時から10分間で3.27ウォンまで下落した。下落率は約12%だ。この10分間だけで6億6000万ウォン分が取引され、15日1日の取引代金は37億ウォンだった。
17日午後5時31分時点で、アップビットのソフォンは3.17ウォンで取引された。同日には3.12ウォンまで下げ、上場来安値を更新した。注意銘柄指定の前日、9月21日の終値(6.11ウォン)の半分ほどで、上場初日に付けた高値315ウォンと比べると99%近く低い。同じ時刻、ビッサムでは3.105ウォンだった。バイナンスでは0.00228ドル(テザー)で取引された。アップビットのテザー価格(1350ウォン)で換算すると約3.08ウォンで、アップビットの価格が約3%高い。