FOMCで利上げを主張する反対票2票、ビットコインは79.2Kを割れば77K台か

FRBは金利を据え置きましたが、反対票の2票はいずれも「利上げ」でした。日本時間29日午前3時、FOMCは政策金利を3.75〜4%に据え置き、クック理事とハマック総裁は0.25%ポイントの利上げを主張しました。その後ビットコインは今朝80Kを割り込みましたが、今回は79.2Kも割り込むのでしょうか。
BTCの4時間足です。先週末から79.2K〜81.8Kのレンジ内で推移しており、今朝9時の足は81.3Kから79.9Kまで一気に押し戻されて引けました。水曜日に81.8Kまで上げて作った小さな上昇の流れも、この1本で帳消しになりました。
レンジ下限の79.2Kは多くの要素が重なる水準です。10月初めと26日の安値を結んだサポートラインが現在79.2K付近を通っており、先物の板で最大の買い板(約6,000万ドル)も79.2Kに置かれています。すぐ下の79Kと78.1Kにはロングポジションの清算が集中しており、ここを割り込むと下落に勢いがつきやすい状況です。
上値は重いです。4時間足では20期間線から200期間線まで、すべての移動平均線が価格の上に位置し、直近1か月で最も取引が積み上がった価格帯も81.6〜81.9Kとレンジ上限に重なります。直近1日では100万ドルを超える大口注文が1億4,000万ドル以上の売り越しでした。
月曜日の市況記事では、今週79.2Kを割り込み77〜78.4Kの出来高集中帯まで下げる展開を見ていましたが、火曜日に79.5Kで下げ止まった後、水曜日に81.8Kまで反発し、今日は再び80Kを下回っています。

BTCの日足です。昨年10月の史上最高値から続く約1年間続く下降トレンドラインが現在84.3Kを通っており、10月21日の高値84.9Kはこのライン付近で反落しました。10月に入ってから、高値は87.2K、84.9K、81.8K、安値は80.4K、79.8K、79.2Kとそろって切り下がっています。日足の20日・50日移動平均線も81.9Kで重なり、反発を抑えています。
反対の材料がないわけではありません。米国の現物ETFには27日と28日の2日間で3億ドル超の資金が流入したとの集計が出ており、10万〜100万ドル規模の注文は約7,000万ドルの買い越しでした。ただし、価格が下がる間に未決済建玉はむしろわずかに減っており、新規の買いよりもロングの手じまいが先行している様子です。
結局、レンジ下限の79.2Kを4時間足終値で割り込めば、過去80日間の出来高集中帯の中心である77〜78Kまで下値が開けると見ています。個人的には、今夜のPCE発表後にこの水準を割り込む展開をメインシナリオとしています。逆に日足終値が82.5Kを上回ればこの見方は無効となり、約1年間続く下降トレンドラインが通る84K台への再挑戦を視野に入れる必要があります。
主要レジスタンス 81.8K - 82.5K(レンジ上限・1か月出来高集中帯)
主要サポート 79K - 79.2K(レンジ下限・サポートライン・買い板)
次のサポート 77K - 78K(過去80日間の出来高集中帯)
今夜9時30分のPCE・GDP発表と、明日の月末オプション満期が続くため、まずは4時間足が79.2Kの上で持ちこたえられるかを確認したいところです。