イーサリアム、2.3Kサポート割れが確定 次は2.1Kか

バイナンスのセキュリティ事故の後、相場全体が下げる中で、イーサリアム(ETH)はビットコインよりも弱い動きでした。1週間以上守ってきた2.3K台のサポートがついに日足で割れましたが、今後はどこで下げ止まるのでしょうか。
ETHの日足です。9月の2.67K、2.81K、10月の2.53Kと続いた3つの山がヘッドアンドショルダーの形を作り、その下の2.32〜2.36Kの安値を結んだネックラインを、昨日の日足が2.25Kで引けて下抜けました。下抜けた足の出来高は直近20日平均の1.7倍でした。
前回の記事では2.32Kのサポートを割り込めば2.13〜2.17Kを試す展開を見ていましたが、昨日の引けでその下値が崩れ、今日午前の安値は2.17Kまで下げました。
ここで重要なのはその下です。直近260日の出来高プロファイルを見ると、2.16〜2.27Kは出来高が薄く、2.05〜2.16Kに厚い出来高帯があります。8月安値から8月末高値までの上昇幅をフィボナッチで測ると0.618が2.13Kで、2024年8月と昨年6月の週足安値も2.11Kと同じ水準です。日足の200日移動平均線は2.16Kとそのすぐ上にあります。
需給面でも売りが優勢です。直近1日の約定を注文サイズ別に見ると、すべての区分が売り越しで、売り越し額の合計は9.7億ドルを超えます。同じ期間に未決済建玉は2%減少してロングが手じまわれている様子で、ロングの清算が想定される水準は2.17〜2.19Kと2.11〜2.13Kの2つの価格帯に集中しています。先物の板で最大の買い注文の壁は2.15Kに置かれています。
相場全体もイーサに味方していません。ビットコインドミナンスは60.5%でほぼ横ばいですが、テザードミナンスは6.7%台から6.9%台に上昇し、アルトに資金が回るよりも現金側に資金が抜けている様子です。イーサは直近1週間でビットコインより3%ポイント近く大きく下げています。

ETHの4時間足です。8月末から2.28〜2.36Kの安値を結んできたサポートラインが今朝未明、大きな出来高を伴った足で割れ、そのラインが現在は2.27Kを通るレジスタンスに変わっています。続く午前の足は出来高が普段の3.6倍に膨らみ、2.17Kまで下ヒゲを付けましたが、反発は2.25Kで止まりました。下には、8月安値から一度も割れていない上昇サポートラインが2.13Kを通っています。
結局、ネックラインを割り込んだ以上、今の反発は戻りと見ており、4時間足で2.21Kを下回る引けが続けば2.10〜2.13Kを試す展開をメインシナリオとしています。日足RSIが30付近のため2.27〜2.30Kまで戻してもおかしくありませんが、日足が割り込んだネックライン水準の2.32Kを上回って引ければこの下落の見方は無効となり、2.4Kの下降ラインを再び視野に入れる必要があります。
主要レジスタンス 2.27K - 2.32K(割り込んだネックライン)
第1サポート 2.15K - 2.17K(200日移動平均線・買い注文の壁)
次のサポート 2.10K - 2.13K(週足安値・フィボナッチ0.618)
今日午後のオプション満期と日曜日朝の月足確定が続くため、反発の大きさよりも、2.21Kを下回る引けが続くかどうかを確認したいところです。